苦行の1日(ブルべ200) [自転車]
簡単にいえば、ブルべ200キロへの挑戦は苦行の1日であったともいえるが、楽しいライドであったともいえる。苦楽はともにということか。
一応、客観的なデータをストラバとブライトンアクティブから
距離:205.41 km
移動時間:9:24:55(経過時間:12:28:00)
標高:1,769 m
平均スピード:21.8 km/時 最高スピード:62.31 km/h
心拍数:140 bpm~175 bpm
ケイデンス:60~109(平均で59)
消費カロリー:5,240キロカロリー(エナジーアウトプット:5,854 kJ)
温度 21 ℃~34℃
後ほど総括。まずは経過報告的な書き込みを。
いやぁ~距離はさすがの200キロという感じ、ちなみにスタート地点までの移動、里山ビジターセンターまで180キロだからそれよりも長いわけで、あらためてびっくりする・・・。
これが地図。
さて
当日。おかげさまで、晴天。
会場に到着し、ホシナご夫婦を待ちながら自転車の組み立て開始。いろいろと雨、寒さ対策をしたうえでの大型サドルバッグの検討であったが、すべてをやめて、ちょっと大きめのサドルバッグで行くことにした。
そんなこんなで、少し早めに来られたお二人と合流し、スタート前の手続き、車検も無事にパスし、30分早めの7:30ころのスタートとなった。
それぞれのチェックポイントなどをまわり、最終的にゴールを目指すということになり、それ以外は自己責任でというのがブルべ。
運営側の手厚い支援はなく、お天気の心配もさることながら、自分で走行をするわけだから、「地図」も重要でサイコンのナビ機能がうまく機能するかは、スタートまで、いやスタート後も心配ではあった。今回については、その点、新潟在住のお二人と漕げるという点では、ブルべ初心者の私にとっても心強い限りであった。
さて話は戻り
ナビの設定などで、奥様の方はちょっと出遅れたが、まぁこれも豪脚ライダーにはハンデ、いやハンデにもならんか、もう早々に追いつかれるのだが・・・。そういうことでまぁ序盤は二人でのライドとなった。
里山を走る気持ちよさもあり、結構早めのペース。
一応、200キロブルべは、時速18~20キロくらいを推奨しているようで、ふと気がつけば、いつも通りの30キロペース。
どんどんと他の参加者を追い抜いている時点で、それに気が付き、少しペースダウンを断行。
そして一休みをここで。
「冬鳥越スキーガーデン」20キロ弱というところか。
昔、蒲原鉄道の走っていたのだそう、廃線となったがその時の車両が飾られている。
この後いくつかのチェックポイントなどはあるものの、自ら走行マネジメントして進んで行くわけだ。
次は山古志のアルパカ牧場。まぁその前におトイレなども含めての休憩。
道の駅R290とちお ここはかの昔、越後長岡チャレンジライドでお邪魔し、そのときは土砂降りでショートカットとなった地。今日は晴天の中、休憩が出来た。
ここからは登りとなる。第一チェックポイントの「アルパカ牧場」へとひた走る。約67キロ。ここでの到達証明はクイズへの解答。こんな証明も面白い
ここから下り、次は小千谷駅前のローソン。PC(point de controle)と言う。約85キロ地点。ここではローソンで何かを購入し、レシートが証明となる。ここら辺はザ・ブルベという感じ。なおPCはもう一つある。
ところで、ちょうどお昼となり、ここが昼食ポイントとなる。
さすがに、食えなくなってきているが、カロリー補給をしっかりしておかないと、今後こぎ続けるが難しいことは明白で、メインはエビドリアを選択。半熟卵、そしてオレンジジュース。あとは、後半のためにあんドーナツも購入。
あ、レンジで温めてもらい、ドリア、熱くて食えない・・・・。
ブルべ攻略の鉄則は、あまり長く休憩しないこと らしい。そういうことで、早々に再開。
まずは100キロを目指さすが、結構きつくなってくる時期。そしてなんとか100キロをクリア、そして近くのコンビニで軽く休憩し、水の補給。なんとか気持ちを奮い立たせ、そして次の通過チェックポイントは「道の駅越後出雲崎天領の里」となる。ここが126キロ地点。ここでは道の駅のスタンプを押さなければならない。
お、ここからは、佐渡が見えるではないか!!
昨年、コロナのために行けなかった「佐渡」。
待ってろよ!!と叫び(もう疲れて声も出ないので、心の叫び)で、再スタート。
まぁだいたい、100キロから、120キロくらいのイベント参加が多いので、いつもならこの時点でゴール。
なんだけど。
気が重くなってきた。ここら辺から、現実的に何時くらいがゴールと言うのも見えてきて、少しブルーになってくるのもこの時ぐらいから。
そしてあわせて、80キロ過ぎた頃くらいから、「海沿いのコース、向かい風じゃないの???」との疑惑が。
さて、結果は???
「ノーウインド!!」
これはさすがに驚き。わが町も海沿いで、風の街。海は風はつきものと思っていたから、半ばあきらめてはいたが。
残り、75キロ。なんとかなったのは、「風、ナッシング」が大きいなぁと。今思う・・・。
まぁそれでも、ここから150キロまでは、結構つらくて、最大の難所であったかもしれない。まずコンビニとか自動販売機とかもなく、ひたすら漕ぐしかなく。
さすがに、足が回せなくなり、おなかも減ってきて感じもあり、ハンガーノック気味の予感。二人旅をしていたホシナ氏に休憩を申し出て、予定外の休憩を。
ゼリー系の補給食、水分をかっこみ、そしてここで小千谷で買ったドーナツを。
あ、あ・・・・。おむすびころころなみに、手元からドーナツが逃げていく・・・・(これはもうスローモーション)。そして落ちて、数秒、いや10秒以上だなあれは。疲れて取ることもできず、呆然。普通ならば3秒ルールから言えば、もうこれは無理ということになるが、この状況では、貴重な「カロリー」でもあり、なんとしても食べなければならないと、小石が付いていたのを取って、ぱくり・・・。人としてどうか?と言うのはあるが、緊急事態でもあるし・・・。
少しエネルギー補給をしたものの、もうケツも痛いし苦行そのもの。あー7時半は過ぎるなぁと思いながら。ひと漕ぎ、ひと漕ぎ。
最後のPCが「ファミリーマート新潟五十嵐店」。175キロ地点。あとすこし。
最後の栄養補給。時間は17:52。そう夕食時。
好きな、すじこおにぎり、またしても半熟ゆで卵、オレンジジュース。そして一応今後のことも考え、スイーツとコカ・コーラの小さいやつ、ウイダーインゼリーも。
そういえば、先ほどから、雨がぱらぱらと。
ブルべあるある。
「天気予報は信じるな」 まさに・・・。
幸いパラパラであったので。上着を着こんで対応OK。これは助かった。
どんどんと真っ暗になって行き、どこからか、川沿いを走り、この時点では、ほんと「夜」。
気力と言うのはこのことを言い、とぼとぼとゴールを目指す。
川を抜け、田園(たぶん)抜け、市街地へ。そして再度郊外へと走り、最後の場所へ。
幸い、足もデッドラインを越えず、痙攣することなくもっている。まぁ相変わらずケツは痛いが何とかなりそう。
そして辛うじて、残りパワーも「鼬(イタチ)の最後っ屁」的なパワー放出もできそうな感じ。だって最後、登りですから~。
頭の中では「負けないで」「サライ」が大合唱!!!
最後は出し切って終わりたいと、珍しく坂に挑む。「気持ち」ぐいぐいと漕ぎあげ、無事にゴール。
もうへとへとで、写真とかもなし。
そうすると、運営の方が、真っ暗なところにランタンをぶら下げ待ってくださっていた。
ブルべカードを提出し、ゴール手続きを済ませ、1000円をお支払いし、完走の証のメダルをお願いした。これは後日とのこと。
あとはおひとりお菓子一個とのことで、栃尾のお菓子を頂いた。
そしてブルべ初挑戦が終わる・・・・。この時8時半ころではなかったか・・・。
にしても、無事に3名が完走できた。一人であれば、途中DNSだったに違いない。
まずは、こことは別に旅の前後とブルべ総括するとして。
いやぁ皆様ありがとうございました
2023-05-02 07:12
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